超音波の基礎原理を学ぼう!

超音波の電気的安全性

超音波診断装置は医用電子機器であることから、電気的な安全性についても理解しておく必要がある。

 

超音波診断装置における電気的な安全性で重要な事項は「漏れ電流」である。漏れ電流はいわゆる漏電のことで、危険なのは患者および検査者の感電であることは言うでもない。体表面から受ける電気ショックをマクロショックといい、100mAで心室細動を起こすといわれる。また、カテーテルなどを通して直接心臓に電気が流れることによって受ける電気ショックをミクロショックといい、直接心臓に0.1mAの電気が流れると心室細動を起こす。

 

漏れ電流には「接地漏れ電流」「外装漏れ電流」「患者漏れ電流」があり、アースされている接地漏れ電流は安全に処理されたものといえる。一方で筐体を通して患者や検査者へ流れる電気や、電極やプローブを通して流れる電気は問題となる。

 

超音波診断装置では漏れ電流の許容値が定められており、BF型とCF型で許容値が異なる。当然ながらCF型患者漏れ電流の許容値が最も厳しい条件で設定されている。

漏れ電流

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