超音波の基礎原理を学ぼう!

超音波診断装置の画像表示

現在エコーの画像表示方法(表示モード)には数種類あり、検査の目的に合わせて選択することが必要である。おもな画像表示方法(表示モード)にはAモード・Bモード・Mモード・Cモード・ドプラモードなどがある。主に使用される表示には、Bモード・Mモード・ドプラモードがある。

Bモード表示

Bモードは輝度(:Brightness)の略である。Aモードにおける振幅を輝度に変換して表示する。さまざまな走査方法により、超音波ビームを複数送受信することによって2次元画像をつくる。超音波診断におけるベースとなる表示方法で、Mモードやドプラ法を行う上でも非常に大事な表示方法である。

Bモード

(Bモード表示:肝・膵)


Mモード表示

Mモードは動き(:Motion)のである。縦軸に反射強度を輝度に変換したものを、横軸には縦軸で輝度表示したものを時系列で表示する。心臓の弁や心筋の動きなど、動きのある部位を時系列で観察する場合に用いられる。

Mモード

(Mモード表示:心臓 左室レベル)


Aモード表示

Aモードは振幅(:Ampritude)の略である。通常は縦軸に反射強度(振幅)、横軸に時間(深さ)を表示する。現在臨床の現場では殆ど使われない。

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