超音波の基礎原理を学ぼう!

パルスドプラ法(PWD:pulsed wave doppler)

パルスドプラ法(PWD:pulsed wave doppler)は、目的とする部位にサンプルゲートを設け、そのサンプリング位置からのドプラシフトを取り出して解析・波形表示する方法である。

 

したがってパルスドプラ法(PWD:pulsed wave doppler)は距離分解能を有するが、その原理上ドプラシフト解析をパルス繰返し周波数に依存するために高速な動きを捉える事が出来ない。測定限界を超えるとエイリアシングが発生する。

パルスドプラ

ナイキスト周波数を超えたドプラシフトが観測されるとAliasingが発生するため、PRFやベースライン、Depth等の調整が必要となるが、いずれも限界があるためHPRF法や連続波ドプラを用いることもある。


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