超音波の安全性
超音波診断装置は超音波を利用した医用電子機器である。正しく使用することで安全性に問題は生じないが、超音波を使用している点、また電気を扱っている点については必ず理解し、検査時は常に安全性について配慮を怠ってはならない。
超音波の安全性については下記3項目が重要である。
・機械的安全性
・熱的安全性
・電気的安全性
ALARAの原則とは?
超音波診断は安全な検査ではあるが、生体への超音波による影響を考慮する必要がある。したがって、検査は「必要最小限の出力」で検査目的を達成し、極力「短時間」で、終了することを心がける。
参考文献等
日本超音波医学会 機器及び安全に関する委員会より「超音波診断装置の安全性に関する資料」が公開されているので、より詳しく理解したい方はそちらも参考にしてみることをおすすめします。
超音波の安全性記事一覧
MI:メカニカルインデックス
1.キャビテーション液体中に超音波を入射し超音波強度を高めていくと、圧力の低い部分に気泡が発生し音圧のピークが静圧を超えると気泡がつぶれて消滅する。これは短時間に起こる現象で空洞化現象ともよばれる。気泡の発生・崩壊に伴って非常に高い圧力を生じることから超音波洗浄機や体外衝撃波結石破砕装置などに利用さ...
TI:サーマルインデックス
超音波は生体内で吸収されて減衰する。超音波が減衰する過程では、超音波のパワーが熱に変換される(超音波の照射により生体内組織で摩擦や吸収により発熱が起こる)。つまり超音波診断を実施すると熱が生じるということである。使用する超音波の周波数やPRF、走査方式、組織の発熱に対する特性により発熱量は影響を受け...