超音波の基礎原理を学ぼう!

新しい技術

超音波診断に限らず、医療の技術は急速に進歩を続けている。超音波検査技術も次々と新しい技術が開発・応用され、装置も新たな機能を搭載した機種が続々と送り出されている。

 

エコーに関する新しい技術も機能も、原理や基礎を理解しておかなければ正確な結果を導き出すことはできないことから、新技術についての基礎原理もしっかりと身につけておかなければならない。

 

空間コンパウンドスキャンやハーモニックイメージング(THI、CHI)や、エラストグラフィ、SM(I Superb Micro-vascular Imaging)、情報処理能力・モニター性能の向上、装置の小型化、・・・。毎年有意な技術が開発され、いつの日か今の技術が常識ではなくなる日もそう遠くないと感じる。

 

そのような、新しく開発され、かつ今後長く活躍するであろう技術をここではまとめてみた。

 

超音波の新技術記事一覧

ハーモニックイメージング

非線形効果とは?一般的なBモード画像(harmonic imagingに対しfundamentalという)では、送信した周波数成分と同じ反射信号を使用して画像表示するが、音圧の高い部分では超音波波形に歪みを生じ、高調波成分が発生する。高調波を利用したイメージング方法には主にTHI(tissue ha...

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エラストグラフィ

エラストグラフィは、組織の弾性やその分布を画像に色表示する技術で、腫瘍の良悪性鑑別や線維化等を非侵襲的の評価できる可能性を秘めた有望な技術である。エラストグラフィにはいくつかの技術があり、組織に圧力を加え、ひずみ具合を相対的な硬さ分布として色表示する方法と、組織からのせん断波の伝搬速度分布を計測して...

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